-お客様と近い距離感で接することができるキッチンカーに惹かれ開業を決意「AKASAKA KITCHEN」さんの場合-

キッチンカーインタビュー
-お客様と近い距離感で接することができるキッチンカーに惹かれ開業を決意「AKASAKA KITCHEN」さんの場合-
2020年6月にオープンしたキッチンカー「AKASAKA KITCHEN」。看板メニューは、フタが閉まらないほどからあげが山盛りになった「からあげボウル」です。ボリューム満点で食べ応えがあると、男性客や学生を中心に高い人気を集めています。

今回は、キッチンカーをはじめたきっかけやこだわりについて「AKASAKA KITCHEN」の店主・赤坂真悟さんにお話を伺いました。

いつか自分のキッチンカーを持ちたい

Q.まず、キッチンカー事業をはじめた経緯から教えてください。

以前、ハイチ料理のテイクアウト販売を行うキッチンカーでアルバイトしていました。キッチンカーは、お客様との距離が近いので会話が弾みやすいんですよね。

当時、友人が経営する唐揚げ店でも働いていたのですが、「おいしかったです」「また来ます」といったお客様の声をダイレクトに聞けることも純粋に嬉しくて。実店舗にはないキッチンカーの魅力に惹かれていき、いつか独立したいと思うようになりました。

そして、国の助成金・補助金制度を利用して2020年6月キッチカー「AKASAKA KITCHEN」をオープン。現在は、東京都内を中心にオフィスやマンション、大学病院の敷地内などで出店しています。
Q.キッチンカー事業をはじめる前と後で、印象の違いやギャップなどはありましたか?

現在、うちのお店は仕込みから撤収作業まですべて一人で行っています。アルバイト時代、調理がメインで仕込みや撤収を行うことはほとんどなかったので、キッチンカーをはじめてから体力的にかなりキツイということを痛感しました。

一日通しで営業する日は、帰宅時間が夜中の2時をまわっていることがほとんどです。開業直後は、ランチ営業プラス夜の営業も行っていたのですが今はお休みしています。

Q.体力面以外で、キッチンカー事業の立ち上げるにあたり大変だったことはありますか?

大変だったのは、売り上げがなかなか安定しなかったこと。私の場合、出店場所は自分で探していたのですが、売り上げが立たないことも多く精神的に辛かったですね。場所によって売り上げが変動するのも、キッチンカーならではのおもしろさなのかなと思います。
Q.キッチンカーを運営するうえで大切していることはありますか?

やはり、提供スピードの速さですね。炊飯器とテイクアウト容器は後ろの調理台、お弁当にトッピングする野菜やおかずは手前のカウンター横一列に配置。車内は狭くスペースが限られているので、作業しやすいよう導線を工夫しています。

人気メニューは、からあげとタコライスがセットになった「からタコボウル」。大ぶりのからあげは、外はサクサク中はプリッとした食感で噛むほどにジューシーな肉汁が溢れ出す。ボリューム満点で食べ応え十分の一品。

オフィス街での出店が多いためうちのから揚げは、ニンニクを使わず生姜を多めにした味付けです。からあげを食べた後のニオイも気にならず、安心して召し上がっていただけます。油をしっかり切ってから提供するので、お客様から「これだけのボリュームがあっても胃もたれせずに食べられる」と好評です。

オーダーが落ち着いているときは、注文後に二度揚げしてから提供しています。ただ、オーダーが立て込むランチタイムはなかなか難しく、オペレーションと提供スピードが直近の課題です。

お客様の存在が心の支え

Q.フードトラック事業をはじめて、嬉しかったことや良かったことはありますか?

やっぱり、お客様と近い距離で接することができるのは実店舗にはない喜びですよね。出店のたびに来てくださる常連さんや差し入れを持ってきてくださるお客様の存在は、私にとって大きな心の支えになっています。

Q.ありがとうございます。それでは最後に今後の展望をお願いします。

ゆくゆくは、キッチンカーの台数とスタッフを増やして出店エリアを広げていきたいですね。
車内にフライヤーを積んでいるので、マルシェやイベントなどにも参加してコロッケやハムカツなど唐揚げ以外のお惣菜を提供できればと思っています。

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