キッチンカー(移動販売)は儲かる?収入アップの方法や避けたい失敗パターンを紹介

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キッチンカー(移動販売)は儲かる?収入アップの方法や避けたい失敗パターンを紹介
キッチンカーは、近年増加している移動販売形態です。固定店舗に比べて少ない資金で起業できることから、特にコロナ以降、興味を持つ方や飲食店が増えています。この記事では、キッチンカーで得られる収入の相場や収入が上がらない失敗パターン、収入アップの方法などを分かりやすく解説します。

目次

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キッチンカー(移動販売)は儲かる?

キッチンカーを始めるにあたって一番気になるのが、キッチンカーは実際儲かるのか、収入はどれくらい見込めるのか、ということではないでしょうか。まずは、キッチンカーの収入の相場と必要な維持費等を解説します。

収入の相場

キッチンカーの平均収入は、年収約700〜800万円程度と言われています。ただし、キッチンカーは売り上げに差が出やすく、収入の幅も大きいため、この数字は収入の高い人たちが平均値を押し上げた結果です。それらを除いた年収の平均価格帯は、年収400万円~500万円、月収30万円~40万円ほどが一般的です。

必要経費を差し引くと赤字の人もいることも頭に入れたうえで、事業計画を立てる必要があるでしょう。

キッチンカー(移動販売)で安定的な利益を得ている人の共通点


・安定した営業場所を確保できている
・各営業場所で固定客をつかんでいる
・人気メニューを持っている
・提供のスピードが速い
・商品を美味しそうに見せている
・複数台数を経営している

キッチンカーでは、独創性があり、他の店舗にはないアイデアを持つ人が成功しやすいです。
しかし必ずしも多彩な才能を持つ人ばかりとは限らず、努力家で研究を怠らず、顧客が求めているものに対して応えることができる人が成功しているようです。
また、スタッフを雇用し複数台を運営する経営力も成功するための要素です。

主な必要維持費

キッチンカーを営業するには、当然ながら食費の他にも維持費がかかります。確実に利益を出すためには、主に次のような維持費がかかることを把握しておきましょう。

・ガソリン代
・駐車場代
・自動車保険代
・包材などの備品費用
・食材の仕入れ費
・出店料
・PL保険料

キッチンカー(移動販売)で収入が上がらない失敗パターン

残念ながら、キッチンカー(移動販売)で収入が上がらない場合もあります。せっかく起業しても、およそ半数の人は収入が上がらず1年以内に廃業する人も多いと言われています。ここでは、避けたい失敗パターンを見ていきましょう。

出店場所の確保・集客ができない

収入が上がらない理由として多いのは、出店場所の確保や集客ができないパターンです。せっかくおいしいメニューを開発しても、自分のキッチンカーに合った出店場所を確保するなどの集客ができなければ、収入につながりません。

客単価が低い

集客ができたとしても、客単価が低い場合も収入アップにはつながりにくいでしょう。1人の顧客が購入する代金が低ければ、儲けにはつながらないのです。つまり、客単価が低いほど数を多く販売しなければ収入アップになりません。

コストが掛かり過ぎている

商品に対するコストが掛かり過ぎている場合も、失敗パターンの1つです。キッチンカーの購入・製作費、フランチャイズの場合はロイヤリティー、さらに食材の入手などにコストが掛かり過ぎている可能性があります。
利益収入は、売上からコストを引いたものになります。コストが掛かり過ぎるとせっかく収入が上がっても儲けに結び付きにくいので、見直しが必要です。

メニューの選び方

では、キッチンカーで収支を上げるにはどのようなメニューの選び方をすればいいのでしょうか。

他店舗がやっていないメニューを選ぶ

出店する際に同じメニューを扱っているライバル店があると、断られることも。他の店舗がやっていないメニューを展開することで、集客効果が見込めます。ただし、市民権を得ていない商品は、最初のハードルが高くなってしまうため工夫が必要でしょう。馴染みのある食材と組み合わせることで、イメージがつきやすくなります。

看板メニューを一品作っておく

複数の商品を販売していたとしても、これだけは他所に負けないという「店の看板メニュー」は持っておきましょう。「〇〇といえばあのお店」と認知されることが強みになります。メニューの拡大を図るときも、看板メニューを軸に、それに関連したメニューを広げていくとよいでしょう。

原価が安く価格が高いメニューを選ぶ

当然ながら、原価が安く価格を高めに設定できるメニューほど儲かります。例えば、粉物系は原価が安く、粉の状態なら常温保存も可能です。その中から価格設定を高めに設定できるものを選ぶとよいでしょう。
自分が一番「食べてほしい」と思えるものを
「このメニューをやれば間違いなく売れる!」というものはありません。カレーを扱っているお店はたくさんありますが、その売り上げにばらつきがあるように、お店の手腕によります。
調理経験の有無関係なく、「これを食べて欲しい」という思いはお店をより良くするモチベーションに繋がります。思い入れは無いけど売れそうだからと選んだメニューより、思い入れがあり選んだメニューで勝負するのが良いでしょう。

キッチンカー(移動販売)で収入をアップするには?

キッチンカー(移動販売)で収入をアップするためには、長期的な計画を立て、戦略的な策を打ち出していきましょう。自分が売りたいものとお客様のニーズをすり合わせたメニュー選びなど、キッチンカーでの収入アップ方法を解説します。

客単価を上げる

キッチンカーの客単価は、ほとんどが1,000円以内で決して高くはありません。客単価を上げると、収入アップに結び付きます。

メニューに付加価値をつけるのも、おすすめの方法。「〇〇ご当地」の食材を使ったもの、オーガニックへのこだわり、ワンサイズ大きいものなど、なぜ付加価値があるのかお客様が分かりやすいようにすることが大切です。

原価が安く価格が高いメニューを選ぶ

原価が安く価格を高めに設定できるメニューほど儲かります。例えば粉物系は原価が安く、粉の状態なら常温保存も可能。その中から価格設定を高めに設定できるものを選ぶとよいでしょう。ピザなら原価が安く価格設定も高めで、トッピングを替えて数種類を販売することも可能です。

季節感を出す

旬の野菜なら安く手に入ることなどを利用して、季節に合わせて少し付け合わせを替えたり、トッピングを替えたりして、メニューに変化を与えましょう。マンネリ化を防ぎ、リピーターを飽きさせない工夫も必要です。

提供のスピードを上げる

回転を速くすればするほど客数をこなせるため、提供のスピードアップが収入アップにもつながります。集客に成功し、どんなにお客さんが集まってくれても、調理や盛り付けに時間がかかってしまっては、長い列ができるだけ。特に平日のランチタイムなど限られた時間内では、どれだけ早く提供できるかが、売り上げにつながります。

独自性のあるメニューとキャッチコピーで勝負!

独自性のあるメニュー開発とともに、目立つメニュー名やキャッチコピーをつけることも効果があります。そのメニューがおすすめな理由をメニュー名やキャッチコピーに取り入れて、顧客の興味を引きましょう。

収入アップを狙えるキッチンカー(移動販売)の出店場所や探し方

キッチンカー(移動販売)で集客を増やし、収入をアップさせるためには、出店場所が必要です。儲かるには、どんな場所を選び、どう探すのがよいのでしょうか。

これまでは、ランチ客を見込んだ平日のオフィス街や大学、多くの集客が可能な大規模イベントなどがメインでした。しかし、新型コロナウイルスの影響を受け、出店場所の変更が余儀なくされています。ここでは、新しい生活様式に合わせたキッチンカーの出店場所や探し方について解説していきます。

オフィス街

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークを実施する企業も増えたましたが、会社に出勤して働く人もいます。
そのため、オフィス街もキッチンカーの出店場所の候補に入れましょう。

ただし、オフィス街でもwithコロナ時代に合わせた飲食店の業態に注目が集まっていることは忘れずに。
手指の消毒やお客様同士のソーシャルディスタンスをキープする目印など、対策をしっかりと講じることが大切です。

イベント

イベントへの出店は、大きな売上につながる可能性があります。ただし、高額な出店料が設定されていて利益が少ない場合もあります。出店する前に条件をしっかり確認しましょう。一度出店して集客率が高かった場合は、再出店への声がかかることも。

また、イベントの主催者がSNSで情報を発信していることも多くあります。インターネットでのリサーチに加え、SNSにて常に最新情報をキャッチするようにしましょう。

官公庁の敷地内

新型コロナウィルスの影響を受け各企業のテレワーク化が進むなか、官公庁の敷地内でキッチンカーの営業を行う自治体が増えています。
公共の敷地を有効に活用するだけにとどまらず、自粛や時短営業が課せられた飲食業界や、それによって行き先がなくなってしまった農産物の有効活用という側面があるようです。

マンション下スペース

最近は自宅勤務やオンライン授業など、家の中で1日過ごす人が増えています。
そのような状況の中、Mellowではマンション下などの営業場所スペースを展開。
身近で気軽にテイクアウトできるキッチンカーは、ランチタイムだけでなく夜も活躍しています。

同業者との繋がりを作る

出店時に隣になった人など同業者と仲良くなると、新たな出店場所を紹介してもらえることもあります。横の繋がりでは、同業者の経験談や、表に出回っていない裏情報も入ってくることもあるため、同業者とは積極的に交流して、情報交換を行いましょう。

マッチングプラットホームの活用

キッチンカーの場合、収入アップには集客ができる場所への出店が欠かせない条件です。しかし、実際に出店場所のオーナーとの交渉や契約締結を自分でやろうとすると、時間や手間がかかります。出店場所を貸し出す業者と出品希望者のマッチングプラットホームを利用するといいでしょう。

SHOP STOPは出店貸し出し業者と出店希望者をつなぐ日本最大級のマッチングプラットフォーム。出店登録料は無料で、出店場所への応募やサポートを受けられます。料金が発生するのは実際に売り上げが計上されたときのみ。その15%が手数料になります。顧客がSHOP STOPアプリでキッチンカーの場所を見つけて、自ら足を運んでくれます。

キッチンカー(移動販売)の収入アップを図る宣伝方法

失敗パターンを踏まえ、儲かるための方法を押さえたら、さらなる収入アップを図るために積極的に宣伝をしましょう。

お店の雰囲気を表現した店構えを製作

初めてのお客さんは、看板などの店構えでお店を判断しがちです。
そのため、お店のコンセプトを表現した店構えにすることが重要です。
ターゲットとなる客層の好みそうなデザインや、メニューが一目で分かりやすいデザインであることも重要。また、美味しそうに見える写真は購入意欲をそそります。

インスタ映えする写真でSNS集客

キッチンカーは固定店舗と違い移動するため、どこで営業しているのか自分から情報を発信する必要があります。そこで有効なのが、即効性に優れるSNSからの情報発信。ただしSNSはタイムラインが埋まってしまいがちで、過去の記事はすぐに流れてしまうことも。ブログからの発信も併用することで、必要な情報のみを見てもらうことができます。

また、キッチンカーの集客にはメニューの写真の見栄えも大事。「インスタ映え」する写真を撮って、SNSやブログで集客を狙いましょう。

スタンプカードや友達紹介制度

スタンプカードや友達紹介制度などを利用して、新しい顧客の集客につなげるとともに、固定客の拡大も図っていきましょう。

キッチンカー(移動販売)を始めるなら「フードトラックONE」

最後に、失敗パターンを避けてスムーズに移動販売を開始できるキッチンカーリースプラン「フードトラックONE」を紹介します。
フードトラックONEの利用者は、通常のキッチンカー開業者よりも失敗する率が低いためオススメです。
これから移動販売を始めようと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

初期費用が抑えられる

「フードトラックONE」は、移動販売用のキッチンカーのリースプランです。頭金96万円(税込)から新車のリースプランが利用できるので、初期費用を大幅に抑えられる点がメリット。さらに、車両本体のみならず、キッチンカー営業に必要な保険も付いています。

出店場所確保や開業・経営のサポートを受けられる

「フードトラックONE」では、出店場所の確保もパッケージに含まれているので収入アップに結び付きやすい点もメリットになります。出店場所の確保だけではありません。専門家によるキッチンカーの開業コンサルティングや経営のサポートも受けられるので安心です。

キッチンカー(移動販売)で儲かるには地道な研究がカギ

キッチンカーで成功して収入をアップさせるには、独創性と戦力的なプランが必要になります。また、その時々の社会情勢なども考慮しなければなりません。儲かる方法を考えたり、儲からないパターンに対する対策を練ったりするなど、地道に研究を重ね、試行錯誤を重ねていくことで、キッチンカーの経営を成功させましょう。

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