今、新しい生活様式への対応がしやすく、開業資金が抑えられるキッチンカーへの注目が高まっています。またキッチンカーは日本だけではなく海外でも人気です。この記事では、海外のキッチンカー事情やメニューのヒントになるキッチンカーの例を紹介します。海外のキッチンカーをチェックして、おしゃれな店づくりを目指しましょう。
目次
- 開業実績多数！無料キッチンカーセミナー開催中
- 海外のキッチンカー（フードトラック）事情
- コンビニ代わりとしても愛されるキッチンカー（フードトラック）
- テイクアウトが浸透している国で人気
- 海外で人気の車種
- コロナ禍の海外キッチンカー（フードトラック）事情
- 海外のキッチンカー（フードトラック）【エスニックフード系】
- 地元食材が人気のキッチンカー（フードトラック）
- おしゃれエスニックフードのキッチンカー（フードトラック）
- 移民が多い国や地域で人気のキッチンカー（フードトラック）
- 海外のキッチンカー（フードトラック）【高級食材系】
- シェフが手掛ける高級バーガーのキッチンカー（フードトラック）
- Wagyu・ロブスター料理のキッチンカー（フードトラック）
- オーガニック・ヴィーガン料理のキッチンカー（フードトラック）
- 海外のキッチンカー（フードトラック）【カフェ】
- ワンハンド・フードのカフェキッチンカー（フードトラック）
- プラスアルファが人気の移動式コーヒーショップ
- 海外のキッチンカー（フードトラック）をコンセプトやメニュー決めのヒントに
- キッチンカーに関する主な記事
- 開業実績多数！無料キッチンカーセミナー開催中
- キッチンカーの開業相談
- キッチンカーの出店場所をお探しの方
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海外のキッチンカー（フードトラック）事情
キッチンカー発祥の地とされているのはアメリカですが、今や世界各国でさまざまなキッチンカーが活躍しています。まずは、海外でキッチンカーが人気を集めている理由や、新型コロナウイルスの影響をどのように受けているのかを見ていきましょう。
コンビニ代わりとしても愛されるキッチンカー（フードトラック）
海外のキッチンカーは、日本でいうコンビニのような存在でもあります。なぜなら、海外では日本のようなコンビニが無い国も多いからです。アジアやアフリカでは屋台も盛んですが、北米やヨーロッパ、オセアニアなどでは、気軽に食べ物が買える場所が限られていることもあります。そうした国で利用されるのは、ファストフード店やショッピングモールのフードコートがメイン。加えて、キッチンカーも手軽に外食できる飲食店として人気を集めています。
テイクアウトが浸透している国で人気
公共交通機関が日本のように発達していない国や国土が広い国は、必然的に車社会になります。そうした国では、外食時に車で出かけると、駐車場代がかかるだけでなく運転者はアルコールが飲めないというデメリットが発生することも。しかし、レストランで飲食するのではなくテイクアウトにすれば、自宅でリーズナブルに外食気分を満喫できるうえ、運転者がいないので皆でアルコールを楽しめます。そのため、テイクアウト業態に含まれるキッチンカーも、手軽にプロの料理を味わえると人気です。
海外で人気の車種
海外のキッチンカーは、どのような車種が人気なのでしょうか。アメリカのキッチンカーで人気の車体は「シボレー ステップバン＆グラマン オルソン」や「アメリカンスクールバス」の払い下げなど大型サイズ。広い道幅や長距離運転に向くのが選ばれている理由のようです。一方、狭い道が多いヨーロッパでは「プジョーバン」や「フォルクスワーゲンのミニバス」などレトロでおしゃれなデザインの車種も人気です。日本でも、海外のキッチンカーを中古で輸入している業者もあるので、車体にこだわりたい人はチェックしてみましょう。
コロナ禍の海外キッチンカー（フードトラック）事情
海外でも新型コロナウイルスの影響を受け、固定店舗型の飲食店の経営状態が悪化しています。そこで、新型コロナウイルスの影響によって失業したシェフや倒産した飲食店が、資金を抑えて再チャレンジできるキッチンカーを選択するケースもあるようです。また、キッチンカーの出店場所にも変化が起きています。外出自粛やロックダウン（都市封鎖）が行われた地域が多く、大規模なイベントが軒並み中止や延期になり、キッチンカーもイベント会場への出店は激減してしまいました。
しかし、イベントに代わって集合住宅や病院の近くなど、人が集まる場所に出店するキッチンカーが増加しています。オーストラリアでは、貨物用コンテナ置き場を利用したキッチンカーを含む屋台村が人気でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け、現在はドライブスルー方式に変更して営業しています。
海外のキッチンカー（フードトラック）【エスニックフード系】
続いて、海外のキッチンカーで人気のメニューをチェックしていきましょう。日本と同じように、アメリカやヨーロッパでもエスニックフードを扱うキッチンカーの人気が高まっています。
地元食材が人気のキッチンカー（フードトラック）
海外でも、片手で持てるワンハンドメニューは人気です。紙箱や紙袋にざっと盛り込んで食べ歩きできるような気軽なエスニックフードも、キッチンカーの定番メニュー。また、現地に暮らす人々にとってのソウルフードは、観光客にも大人気です。例えば、ハワイのノースショアで有名な「ガーリックシュリンプ」や、イタリアのアブルッツォ州のご当地グルメである「Arrosticini（アロスティチーニ：ヒツジ肉の串焼き）」などが良く知られています。その土地の地元食材を売りにするキッチンカーは、世界各地で愛されています。
おしゃれエスニックフードのキッチンカー（フードトラック）
定番のファストフード系と一線を画す、おしゃれなエスニックフードを扱うキッチンカーも注目しておきたいところです。まだ広く知られていないようなベネズエラ料理やキューバ料理、東南アジア料理、南米料理など、さまざまなメニューに目を向けてみましょう。最近は、コリアン×タコスのような、エスニックフードのフュージョンも人気です。
移民が多い国や地域で人気のキッチンカー（フードトラック）
海外では、他の国からの移民が自分達の故郷の味をキッチンカーで伝える、というスタイルも定着しているようです。ドイツではトルコ系の移民が多いので、トルコ料理であるケバブ（肉や魚のロースト料理）やファラフェル（豆のコロッケ）のキッチンカーが定番になっています。その他、移民が多いアメリカのニューヨークでは、台湾フードのキッチンカーが人気。イギリスでは、ベトナムのバインミー（ベトナム風サンドイッチ）やメキシコのブリトーなどもよく食べられています。南半球のニュージーランドでは、日本で、すし職人の養成学校を卒業した女性が、キッチンカーで独立開業を果たしている例もあるそうです。
海外のキッチンカー（フードトラック）【高級食材系】
海外では、高級食材を取り入れたグルメ志向のキッチンカーも増えています。高級レストランで提供されるような料理を、リーズナブルに食べられる点が魅力で、同じ理由から、有名シェフが手掛けるキッチンカーも人気です。高級食材系のキッチンカーは料理のイメージに合わせて、車両本体のデザインもシックなものが好まれています。
シェフが手掛ける高級バーガーのキッチンカー（フードトラック）
全世界的に流行しているのは、高級食材を使用したハンバーガー。アメリカ・ロサンゼルスでは、有名レストランを手掛けるシェフによる高級バーガーのキッチンカーもあります。また、フランスでは、アメリカのロサンゼルス出身シェフが始めた高級バーガーのキッチンカーが人気です。高級食材系のハンバーガーは、ハンバーガーとして考えると高額な値段設定です。しかし、有名レストランに行かなくてもプロの味を堪能できるという魅力に惹かれた多くの人に支持されています。
Wagyu・ロブスター料理のキッチンカー（フードトラック）
高級食材系のキッチンカーが注目を集めているアメリカでは、目玉となる食材を1つに絞ったキッチンカーが増えています。なかでも人気が高いのは、Wagyu（和牛）やロブスター。高級レストランに比べるとリーズナブルな価格で、Wagyuステーキやロブスターを楽しめるのが魅力です。
オーガニック・ヴィーガン料理のキッチンカー（フードトラック）
近年セレブの間で流行しているのが、健康志向の食生活。そうしたトレンドの高まりから、オーガニック系の食材を使ったキッチンカーメニューも増えています。また、オーガニックだけでなく、動物性たんぱく質を摂らないヴィーガン向けのメニューを扱うキッチンカーも人気です。こちらも、一般的なキッチンカーのメニューに比べると価格帯は高くなりますが、それだけの付加価値があるとして注目されています。
海外のキッチンカー（フードトラック）【カフェ】
海外キッチンカーの定番と言っても過言ではないのが、カフェスタイルのキッチンカーです。仕事中にコーヒーブレイクを取る習慣があるアメリカやヨーロッパ、オセアニアの国々では、コーヒー・スイーツ・軽食などを気軽に買えるキッチンカーがよく利用されています。
ワンハンド・フードのカフェキッチンカー（フードトラック）
カフェ系のキッチンカーでは、コーヒーとともに片手で持って食べられるワンハンド・フードやスイーツが人気です。定番は小腹も満たせるドーナツやベーグルなど。旬のフルーツを使ったジェラートもよく売れるメニューです。
プラスアルファが人気の移動式コーヒーショップ
世界各国で愛されているカフェスタイルのキッチンカー。最近は、カフェ＋αの要素がある移動式コーヒーショップやキッチンカーも増えてきました。例えば、店主おすすめの書籍を並べ、書店と兼務している移動式コーヒーショップが登場しています。さらにフィリピンでは、サステナブル志向を取り入れたカフェのキッチンカーも話題です。
海外のキッチンカー（フードトラック）をコンセプトやメニュー決めのヒントに
キッチンカーはアメリカを始め、ヨーロッパやオセアニア、アジア各国でも人気が高まっています。海外の人気メニューやキッチンカーデザインをチェックして、おしゃれな店づくりの参考にしてみてください。
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