キッチンカー(移動販売)の始め方!初心者が知っておきたい開業までの流れを解説
開業前のポイント

オフィス街や野外イベント時、よく見かけるようになったキッチンカー。
どこでも移動できるため、ビジネスチャンスが広がりそうですよね。
開業コストとランニングコストの低さもあって、新たな飲食店の業態として注目を集めています。
しかし、興味があっても何から始めて良いかわからない方もいるのではないでしょうか。
今回は、キッチンカーの始め方を解説していきます。
どこでも移動できるため、ビジネスチャンスが広がりそうですよね。
開業コストとランニングコストの低さもあって、新たな飲食店の業態として注目を集めています。
しかし、興味があっても何から始めて良いかわからない方もいるのではないでしょうか。
今回は、キッチンカーの始め方を解説していきます。
目次
- キッチンカー(移動販売)の始め方①まず知っておきたいこと
- やりたいことを決める
- やりたいことを事業計画書に表現する
- キッチンカー(移動販売車)の種類と入手方法
- リースもキッチンカー(移動販売車)入手方法の1つ
- 保健所の許可申請
- 取り扱うものによって許可種類が違う
- 営業場所の確保
- キッチンカーの始め方②キッチンカー(移動販売車)を製作しよう
- 1.コンセプトとメニューを決める
- 2.車の大きさを決める
- 3.必要な設備を調べる
- 4.業者に頼むか、DIYするか
- キッチンカーの始め方③保健所の許可申請をする
- 1.まずは事前に相談に行く
- 2.必要な設備をキッチンカーに搭載
- 3.書類を提出して検査を受ける
- 4.許可が下りたら営業へ
- キッチンカー(移動販売車)を始めるなら下準備をしっかり
- キッチンカーに関する主な記事
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キッチンカー(移動販売)の始め方①まず知っておきたいこと
キッチンカーを始めるにあたって重要なポイントを挙げていきます。どれも重要な知識なので、製作などを業者に任せる場合もしっかり理解しましょう。
やりたいことを決める
いきなり車のことを考えてしまう人が多いですが、ちょっと待ってください。
まずは「何を実現するためにキッチンカーをはじめるのか」をよくよく考えましょう。
個人の方であれば「何を得たいからキッチンカーをはじめるのか?収入?時間?自由?」、企業であれば「何が目標なのか?売上?利益?プロモーション?」など、しっかりと目指すべきものを決めましょう。
キッチンカー経営を失敗してしまう人で多いのは、この目標設定が疎かになっていた人です。
急いで開業して失敗してしまっては元も子もありませんので、まずはしっかりと目標を設定しましょう。
まずは「何を実現するためにキッチンカーをはじめるのか」をよくよく考えましょう。
個人の方であれば「何を得たいからキッチンカーをはじめるのか?収入?時間?自由?」、企業であれば「何が目標なのか?売上?利益?プロモーション?」など、しっかりと目指すべきものを決めましょう。
キッチンカー経営を失敗してしまう人で多いのは、この目標設定が疎かになっていた人です。
急いで開業して失敗してしまっては元も子もありませんので、まずはしっかりと目標を設定しましょう。
やりたいことを事業計画書に表現する
やりたいことが決まっても、それが本当に実現できる可能性があるのか検討しなければいけません。
そこで、事業計画書が重要になります。
事業計画書は毎月いくらの売上でどれだけ利益が残るのかをシミュレーションするものです。
これがしっかりできていないと、開業後に「思ってたほど利益が残らない・・・」といったギャップが生まれてしまいます。
事業計画書は金融機関に融資を受ける際にも必要となります。
創業資金のために融資を受ける方は、必ず実現可能性を説明できる事業計画書を描きましょう。
そこで、事業計画書が重要になります。
事業計画書は毎月いくらの売上でどれだけ利益が残るのかをシミュレーションするものです。
これがしっかりできていないと、開業後に「思ってたほど利益が残らない・・・」といったギャップが生まれてしまいます。
事業計画書は金融機関に融資を受ける際にも必要となります。
創業資金のために融資を受ける方は、必ず実現可能性を説明できる事業計画書を描きましょう。
キッチンカー(移動販売車)の種類と入手方法
事業計画書ができたら、いよいよキッチンカーの準備です。
移動販売をするためには、キッチンカーを入手しなくてはいけません。
現状、既製品のキッチンカーは販売されていません。ベース車両(各自動車メーカーから出ているトラックや軽自動車)にキッチン部分を架装したものを手に入れます。
キッチンカーの選択肢は、主に5つあります。
①未架装新車
②未架装中古車
③架装済み新車
④架装済み中古車
⑤レンタル
未架装の新車と中古車は、入手後自由に架装できるのが魅力。
しかし、初期費用がかさみます。また、納車までに半年かかる場合もあるので、確認が必要です。
架装済みの新車と中古車は、自由度の低い点がデメリットです。
反対に、既に架装されたものなので納車がスムーズだったり、初期費用が抑えられたりというメリットもあります。
リスクを抑えて営業を始めたい場合はレンタルもおすすめです。数日からレンタルできる場合もあるので、費用面や精神面の負担が軽いでしょう。ただし、長期になると割高になるので計画をしっかり立てることが大切です。
さらにキッチンカーにはさまざまなタイプがあります。人気が高いタイプは主に下記の3つです。
①軽トラタイプ
②1トン車タイプ
③1.5トン車タイプ
メニューによって適したタイプがあるので、メニューを決めた上で、車のタイプを決めると良いでしょう。
ただし、1.5トン車以上の車になると、サイズの問題で出店可能な場所がかなり狭まってしまうので気をつけましょう。
キッチンカーを始める際、車を手に入れるところから一括で業者に頼むことも可能です。新車のトラックや中古のキッチンカーなど、希望をしっかりと伝えて依頼します。
移動販売をするためには、キッチンカーを入手しなくてはいけません。
現状、既製品のキッチンカーは販売されていません。ベース車両(各自動車メーカーから出ているトラックや軽自動車)にキッチン部分を架装したものを手に入れます。
キッチンカーの選択肢は、主に5つあります。
①未架装新車
②未架装中古車
③架装済み新車
④架装済み中古車
⑤レンタル
未架装の新車と中古車は、入手後自由に架装できるのが魅力。
しかし、初期費用がかさみます。また、納車までに半年かかる場合もあるので、確認が必要です。
架装済みの新車と中古車は、自由度の低い点がデメリットです。
反対に、既に架装されたものなので納車がスムーズだったり、初期費用が抑えられたりというメリットもあります。
リスクを抑えて営業を始めたい場合はレンタルもおすすめです。数日からレンタルできる場合もあるので、費用面や精神面の負担が軽いでしょう。ただし、長期になると割高になるので計画をしっかり立てることが大切です。
さらにキッチンカーにはさまざまなタイプがあります。人気が高いタイプは主に下記の3つです。
①軽トラタイプ
②1トン車タイプ
③1.5トン車タイプ
メニューによって適したタイプがあるので、メニューを決めた上で、車のタイプを決めると良いでしょう。
ただし、1.5トン車以上の車になると、サイズの問題で出店可能な場所がかなり狭まってしまうので気をつけましょう。
キッチンカーを始める際、車を手に入れるところから一括で業者に頼むことも可能です。新車のトラックや中古のキッチンカーなど、希望をしっかりと伝えて依頼します。
リースもキッチンカー(移動販売車)入手方法の1つ
キッチンカーの入手方法の1つとして、リースもおすすめです。リースは初期費用を大きく抑えられるので、コロナ禍でのキッチンカー開業にも向いています。
日本最大級のモビリティビジネスのプラットフォームとして注目を集めているMellow(メロウ)では、キッチンカーの車両リースパッケージ「フードトラックONE」を展開しています。頭金は96万円(税込)から、月々85,000円(税込)で新車のキッチンカーがリースできるとあって人気。また、各種保険や車検と出店場所がセットになっており、開業後のサポート体制がしっかりしているのもメリットです。
日本最大級のモビリティビジネスのプラットフォームとして注目を集めているMellow(メロウ)では、キッチンカーの車両リースパッケージ「フードトラックONE」を展開しています。頭金は96万円(税込)から、月々85,000円(税込)で新車のキッチンカーがリースできるとあって人気。また、各種保険や車検と出店場所がセットになっており、開業後のサポート体制がしっかりしているのもメリットです。
保健所の許可申請
設備はもちろん、キッチンカーは飲食店なので「食品衛生責任者」の資格が必要です。講習などに参加し、資格を取っておきましょう。
設備は営業をしたい場所の各保健所で事前に相談に行き、必要なものをピックアップします。大枠はあまり変わりませんが、地域によって細かい規定が設定されていることもあります。この地域で大丈夫だったから別の地域でも大丈夫…とは限りません。必ず各地域の保健所で設備を確認し、許可書をもらいましょう。
設備は営業をしたい場所の各保健所で事前に相談に行き、必要なものをピックアップします。大枠はあまり変わりませんが、地域によって細かい規定が設定されていることもあります。この地域で大丈夫だったから別の地域でも大丈夫…とは限りません。必ず各地域の保健所で設備を確認し、許可書をもらいましょう。
取り扱うものによって許可種類が違う
移動販売だけでなく飲食店全般に言えることですが、取り扱う食品や調理が必要かによって許可の種類が違ってきます。
大きく言えば「調理営業」と「販売営業」で、文字通り店舗内で調理するかが大きく関わってきます。キッチンカーの中で調理をし、どこか仕込み場所でもフード作り、包装して販売もする…などの形態だと複数の許可が必要です。
まずは自分の店舗で何を販売するか、どのくらい調理するのかを考えて保健所に相談へ行きましょう。許可されていないものを販売することはできません。こちらもしっかりと調べて許可を得るようにしてください。
大きく言えば「調理営業」と「販売営業」で、文字通り店舗内で調理するかが大きく関わってきます。キッチンカーの中で調理をし、どこか仕込み場所でもフード作り、包装して販売もする…などの形態だと複数の許可が必要です。
まずは自分の店舗で何を販売するか、どのくらい調理するのかを考えて保健所に相談へ行きましょう。許可されていないものを販売することはできません。こちらもしっかりと調べて許可を得るようにしてください。
営業場所の確保
移動販売を始めても、出店場所がなければ意味がありません。オフィス街のランチタイムや集合住宅周辺の空きスペースなど、売上の見込みがある場所を探し、販売して良いか調査しておきましょう。
キッチンカーの始め方②キッチンカー(移動販売車)を製作しよう
事前準備が整ったら、いよいよキッチンカーを製作しましょう。製作方法は、業者に頼むかDIYをするなどの方法がありますが、その前にしっかり取り扱うメニューを決めておくことが重要。これが決まっていないと、キッチンカーの設備が定まりません。何を売るか、売らないか。それをもとに設備などを決めていきましょう。
1.コンセプトとメニューを決める
キッチンカー製作の第一段階は、コンセプトとメニューを決めること。ここがしっかりしていると、他店と差別化しやすくなるでしょう。
また、メニューによって必要な車のタイプや設備も変わってきます。例えば、クレープ屋で開業する場合は、立ち作業に向く軽トラタイプやワーゲンバス、大型バンタイプが適しています。カレー屋で開業する場合は、比較的ゆとりのあるワーゲンタイプがおすすめです。
また、メニューによって必要な車のタイプや設備も変わってきます。例えば、クレープ屋で開業する場合は、立ち作業に向く軽トラタイプやワーゲンバス、大型バンタイプが適しています。カレー屋で開業する場合は、比較的ゆとりのあるワーゲンタイプがおすすめです。
2.車の大きさを決める
売りたいメニューが決まったら、車の大きさを決めましょう。車内の調理はどこまでを予定するか、ストックはどのくらい必要か、オペレーションはどのように考えたら良いかによって大きさも変わってきます。また、メニューの多さや売り上げ目標によっても作業場・ストックの大きさが異なります。
各種メーカーの軽トラックをベースに作成する人が多いですが、それ以上の大きさでも可能です。ただし、加工車登録ができるかどうか、車検が通るかどうかを必ず確認しておきましょう。また、大きいサイズであれば駐車場に停められるかどうかのチェックも必要です。
各種メーカーの軽トラックをベースに作成する人が多いですが、それ以上の大きさでも可能です。ただし、加工車登録ができるかどうか、車検が通るかどうかを必ず確認しておきましょう。また、大きいサイズであれば駐車場に停められるかどうかのチェックも必要です。
3.必要な設備を調べる
規模が小さくても、食べ物を販売するキッチンカーは設備も重要です。固定店舗の飲食店と同様、調理者が使用する手洗いと調理器具などを洗浄するシンクが必ず必要になります。もちろん、それが使用できる給排水の設備も必要です。その他、換気設備、電気設備などしっかり検討しましょう。こちらも、メニューによってガス器具がいるのか、電気メインなのかが変わってきます。
最低限必要な設備は各地域の保健所に事前相談に行って確認しましょう。せっかく作ったキッチンカーの許可が下りない!という事態になる危険性もあります。
最低限必要な設備は各地域の保健所に事前相談に行って確認しましょう。せっかく作ったキッチンカーの許可が下りない!という事態になる危険性もあります。
4.業者に頼むか、DIYするか
キッチンカーの製作を依頼できる専門の業者もいくつかあります。業者によっては保健所への許可申請も一括で請け負ってくれるため、設備が足りないなどトラブルが心配、という方は委託するのも1つの選択肢です。ただし、こまめに相談し、要望はしっかりと伝えるよう心がけましょう。
新車や中古車を買って自分でDIYする方法もあります。ただし、電気や換気設備、給排水設備など、素人が見よう見まねでやると後々トラブルに繋がりかねません。できれば、そういった設備は知見のある方に頼むのがベターです。
新車や中古車を買って自分でDIYする方法もあります。ただし、電気や換気設備、給排水設備など、素人が見よう見まねでやると後々トラブルに繋がりかねません。できれば、そういった設備は知見のある方に頼むのがベターです。
キッチンカーの始め方③保健所の許可申請をする
キッチンカーはいわば小さな移動飲食店。食品を扱うため保健所の許可が必要です。地域ごとにも差があるので、移動する地域すべての保健所で相談に行かなくてはなりません。
1.まずは事前に相談に行く
施設基準に合致しているか確認するためにも、キッチンカーを設計する前に保健所に相談を。メニューや場所などの営業方針を担当者に相談します。食品衛生責任者の資格取得がまだの場合はそちらも忘れずに。
施設基準の中には曖昧なものもあります。不明瞭な点はしっかり保健所の担当者に確認し、後々のトラブルを避けましょう。
施設基準の中には曖昧なものもあります。不明瞭な点はしっかり保健所の担当者に確認し、後々のトラブルを避けましょう。
2.必要な設備をキッチンカーに搭載
営業許可を得るための設備は、自治体によって異なります。しかし大枠は共通で、「手洗い」と「シンク」は必ずチェックされるポイント。
他にも、運転室と食品取り扱い施設がしっかり区画されているか、給水タンクは所定の容量以上の水を備えられるか、室内を換気できるかなど、細かい規定があります。調理営業か販売営業かでも異なるため、事前相談で必ず確認してください。
他にも、運転室と食品取り扱い施設がしっかり区画されているか、給水タンクは所定の容量以上の水を備えられるか、室内を換気できるかなど、細かい規定があります。調理営業か販売営業かでも異なるため、事前相談で必ず確認してください。
3.書類を提出して検査を受ける
設備の準備が整ったら書類を保健所へ提出します。目安は施設完成予定日の10日前後。変更などがあると、もう一度作成し直しになるため注意。
無事書類が確認できれば、検査日程を決めます。施設が未完成だと後日もう一度検査になってしまうため、確実に設備が整う日を選びましょう。
無事書類が確認できれば、検査日程を決めます。施設が未完成だと後日もう一度検査になってしまうため、確実に設備が整う日を選びましょう。
4.許可が下りたら営業へ
検査が無事終了し、施設基準の合致が確認できれば、数日後に営業許可が交付されます。予定日まではどの自治体も数日かかるため、オープン日は必ず打合せを。また、営業場所の検討もそれまでにしておきましょう。
キッチンカー(移動販売車)を始めるなら下準備をしっかり
キッチンカーを始めるには、メニューの決定、キッチンカーの手配、保健所の準備、営業場所の検討など必要な手順が多くあります。まずは全体を把握して、一つ一つをしっかりと検討していくようにしましょう。特に最初の収支・予算の計画は準備を進める上でとても重要です。
また、キッチンカー開業に関して計画やメニュー、準備の進め方に悩みがある場合は、プロのアバイスや手厚いサポートを受けられるMellowに相談してみるのもおすすめです。
自分が思い描く事業をどう進めれば良いのか、計画段階から無料で個別相談が可能です。
キッチンカー開業について、実際の数字についてなど詳しくお話するセミナーも無料で開催しているので、お気軽にご相談ください。
また、キッチンカー開業に関して計画やメニュー、準備の進め方に悩みがある場合は、プロのアバイスや手厚いサポートを受けられるMellowに相談してみるのもおすすめです。
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