【大阪府豊中市と防災協定を締結】災害時、避難所へキッチンカーを派遣し温かい食事を提供

一般社団法人フードトラック駆けつけ隊は、2026年9月16日、大阪府豊中市と「災害時におけるキッチンカーによる食品の供給等に関する協定」を締結しました。
本協定に基づき、災害時には豊中市からの要請を受け、避難所等へキッチンカーを派遣し、被災された方々へ温かい食事を提供します。
避難所に、調理設備と食の担い手を届ける
大規模災害時の避難所では、発災から時間が経過するにつれて、備蓄食に加えて温かく、栄養バランスにも配慮した食事が求められます。
キッチンカーは、調理設備を備えているだけでなく、日頃からその設備を使って食事を提供している事業者が車両とともに移動できることが特徴です。避難所の厨房設備が限られる状況でも、現地で調理した温かい食事を届けられます。
平時のネットワークを災害時に活用
フードトラック駆けつけ隊は、株式会社Mellowが運営する「SHOP STOP」の事業基盤を活用しています。
平時から蓄積している事業者の営業地域、メニュー、提供能力、車検証、営業許可証、資格情報などをもとに、災害時の参加募集、派遣先・食数・メニューの調整、連絡、支払い・精算を行います。
災害時だけの臨時的なつながりではなく、平時の営業を支える人・情報・関係性を、非常時の食事支援へつなげる「フェーズフリー」の仕組みです。
協定を「実際に動く仕組み」へ
防災協定は、締結するだけでは災害時に機能しません。
今後、豊中市とフードトラック駆けつけ隊は、災害発生時の要請・連絡方法、避難所の状況や必要食数の共有、キッチンカー事業者の募集・派遣など、協定を実際に動かすための連携を進めてまいります。
フードトラック駆けつけ隊は、自治体とキッチンカー事業者の間をつなぎ、事業者が食の提供に集中できる環境を整えることで、避難生活に温かい食事を届ける体制づくりに取り組みます。
熊本地震での運用実績
2026年の熊本地震では、発災7日後となる8月4日から31日までの期間中25日間、熊本県八代市内9か所の避難所で活動しました。キッチンカー延べ64台、24事業者が参加し、7,400食を提供しています。
現地の状況に応じて、派遣先、食数、メニューを継続的に調整した経験も、今後の自治体との体制整備に生かしてまいります。
関連リンク
自治体・支援団体様のお問い合わせ先
一般社団法人フードトラック駆けつけ隊(事務局:株式会社Mellow内)
FT_kaketsuketai@mellow.jp
フードトラック駆けつけ隊とは?
一般社団法人フードトラック駆けつけ隊は、「困っている方にあたたかい食事を届けたい」というキッチンカー事業者の声から、株式会社Mellowが2019年に発足しました。平時の「SHOP STOP」で培う事業者ネットワークと情報・運用基盤を活用し、災害時の募集、派遣、食数・メニューの調整を行っています。2025年には国の災害支援車両登録制度「D-TRACE」※の災害対応車両調整法人として登録されています。